空前の低金利で預金金利はあまりつきません。そういう状況では銀行の振込手数料を支払うのは馬鹿らしいですね。
何も考えずに月1,000円振込手数料を払っていたとしたら、年間で12,000円です。まとまると結構な金額になります。
しかし、他行宛振込手数料無料が無料になる銀行が多数あります。2018年現在の振込手数料無料の銀行の一覧をまとめました。
1.住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行のキャッシュカード
4段階ランク(1~4)に応じて、月最大15回まで無料になります。ランク2までは容易に達成可能なので、簡単に他行宛振込手数料を月3回まで無料にすることが可能です。
月3回無料にするための条件は、SBI証券に口座開設して1,000円SBIハイブリッド預金へ預け入れて、1ドル(約107円だけ)外貨預金をすればOKです。この条件クリアでATM手数料も月5回まで無料になります。
以前は楽天銀行への振込は無料の対象外でしたが、楽天銀行も無料に対象になりました!
ランク2の場合、4回目以降は、1回の送金につき154円(消費税8%込み、以下同じ)です。同行の他口座宛の振込手数料は無料です。
口座開設・維持手数料も無料です。キャッシュカードが無料で発行されて、コンビニ・ゆうちょのATMで入出金可能です。現在はVisaデビットカード機能も付帯しています。
住信SBIネット銀行のVisaデビット付キャッシュカード
本人名義の他の銀行口座から毎月自動的に住信SBIネット銀行の代表口座に入金する「定額自動入金サービス」というサービスがあり、メインのメガバンク等がある場合でも資金移動が便利です。
手数料は無料です。引落日が毎月5日か27日です。入金日は原則として引落日の4営業日後の日です。引落金額は1万円以上1千円単位です。
住信SBIネット銀行は、容易に振込手数料が月3回まで無料・ATMの手数料は月5回まで無料にできるので、口座を作っておくとお得です。詳細は以下にまとめています。
住信SBIネット銀行は、2016年1月からは取引状況に応じて振込手数料の回数が変更されるようになりました。それでも銀行振込用の口座として持っておくと便利です。
SBI証券に口座開設して、SBIハイブリッド預金に1,000円預け入れて、1ドル(2018/9/29時点で113.65円)の外貨預金をすれば、振込手数料はこれまで通りの無料回数をキープできます。
2.ソニー銀行
ソニー銀行のキャッシュカード
他の銀行への振込手数料が月1回まで無料です。2回目以降は1回の送金あたり216円です。キャッシュバック形式であるため、振込をする際は216円が余分に必要です。
条件は特にありません。口座開設・維持手数料も無料です。手数料は一旦は引かれて、翌月にキャッシュバックされる形式になります。
キャッシュカードが発行されます。ATMの入出金手数料は、セブン銀行、イオン銀行は無制限無料、MUFJ・三井住友・ゆうちょ・Enet・ローソン・ビューアルッテは引き出しが月4回まで無料です。
2016年1月4日(月)から発行開始した「Sony Bank WALLET」を保有すると、振込手数料の無料回数が月1回増えて、月2回となります。
Sony Bank WALLET
Sony Bank WALLETは、ソニー銀行のキャッシュカードと、世界中のVisa加盟店でのショッピングや海外ATMキャッシングが可能な「Visaデビット」が一体となったカードです。
入会金・年会費は完全無料で維持できます。ソニー銀行の口座を保有している場合は持っておいて損はないカードです。
既にキャッシュカードを保有している方も、無料で切り替えられます。ショッピング利用時の還元率は基本は0.5%です。
Sony Bank WALLETを発行するだけで、無条件で月2回他行宛て振込手数料が無料になります。
しかも、ゆうちょ銀行、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、イオン、三菱UFJ銀行、三井住友銀行など数多くのATMで入出金手数料が無料です。
手間なく振り込み手数料を無料にすることができて、かつ資金移動も便利です。
2017年1月4日(水)からは、「優遇プログラムClub S(クラブエス)」が始まります。外貨預金、住宅ローン、投資信託や、FXを利用していると、振込手数料無料の回数がアップします。
優遇ステージ 2016年11月末判定まで 優遇プログラムClub S
シルバー 月末の総残高合計300万円以上 or
「外貨預金の積立購入」月間合計額5万円以上 以下のいずれかに該当
・月末の総残高合計300万円以上
・「外貨預金の積立購入」月間合計額5万円以上
・「投資信託積立プラン」月間合計額5万円以上
ゴールド 月末の外貨預金残高(円換算額)が500万円以上~1,000万円未満 月末の外貨預金残高(円換算額)と投資信託残高が合計500万円以上~1,000万円未満
プラチナ 月末の外貨預金残高(円換算額)が1,000万円以上 月末の外貨預金残高(円換算額)と投資信託残高が合計1,000万円以上
ランクアップ条件 なし ・住宅ローン残高あり(最長5年)
・FX月間1,000枚以上の取引
※両方満たせば2ランクアップ
ステージに応じて外貨預金の際の為替手数料が優遇されます。その他、振込手数料・ATM手数料なども優遇され、最大でつき11回も振り込み手数料が無料になります。
項目 ステージなし シルバー ゴールド プラチナ
振込手数料無料回数 Sony Bank WALLET あり 月2回 月4回 月6回 月11回
Sony Bank WALLETなし 月1回 月3回 月5回 月10回
ATM利用手数料無料回数 セブン銀行
イオン銀行 何度でも無料
その他提携ATM 月4回まで無料、5回目より108円(税込)/回 何度でも無料
仕向け外貨送金手数料無料回数 0回(5,000円) 月1回 月3回
Sony Bank WALLET キャッシュバック率 0.50% 1.00% 1.50% 2.00%
Sony Bank WALLET 海外ATM利用料無料回数 0回(216円/回) 月1回 月3回 月5回
※ATM出金手数料は2019年1月から変更
3.新生銀行
新生銀行のキャッシュカード
新生スタンダード
口座を開設すると、「新生スタンダード」から始まります。他銀行への振込手数料が月1回まで無料です。条件は特にありません。楽天銀行もOKです。2回目以降は1回あたり308円です。
新生銀行への振込は手数料無料です。手数料無料は、インターネットでの振込が対象です。
新生銀行は口座開設・維持手数料も無料です。キャッシュカードも発行されます。
提携ATMの入出金手数料が無制限無料なので使いやすい銀行です。
新生銀行、セブン銀行、イーネット、ローソン、ゆうちょ銀行、VIEW ALTTE、全都市銀行・信託銀行・商工中金などの提携ATMの入出金手数料が無制限無料です。
無条件で月1回他行宛て振込手数料が無料になり、かつ数多くのATMで入出金手数料が無料なのが大きなメリットです。手間がかかりませんし、資金移動も便利です。
ただし、2018年10月7日からは新生スタンダードの場合はATM手数料が有料化します。
新生ゴールド
下記いずれか1つの条件を満たすと「新生ゴールド」となります。
預け入れ総資産の月間平均残高が200万円以上
所定の投資商品の月間平均残高が30万円以上
円普通預金・パワー預金・2週間満期預金の月間平均残高の合計が100万円以上
プリペイドカードGAICA(Flex機能付き)へ所定の金額(※)をチャージ
新生銀行スマートカードローンのお借り入れ月間平均残高が100万円以上
投資信託の積み立てを月5,000円以上(申込手数料0円の投信も対象)
外貨預金の積み立てを月1万円以上
新生アプラスゴールドカードの利用(引き落とし金額が1円以上)
新生銀行スマートカードローン プラスの20日時点の借り入れ残高が1円以上
新生銀行カードローン レイクの20日時点の借り入れ残高が1円以上
※日本円で10,000円以上、または、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドルいずれかの通貨で80基本通貨以上
2週間満期預金に100万円預け入れると要件を充足します。2週間満期定期預金は、朝8時~夜9時なら365日いつでもフリーダイヤルの電話で中途解約することができます。
100万円が厳しい場合は、Visaブランド搭載型プリペイドカードのGAICAに月1万円チャージすればOKです。
国内債券型のノーロードインデックス投信を30万円以上保有するという方法もあります。ただし、これは元本割れのリスクがあります。
新生ゴールドが適用されると、他行宛振込手数料は、月5回まで無料となります。6回目以降は1回あたり206円です。
ゴールド以上の場合、2018年10月7日以降もATM手数料は無制限で無料のままです。
新生プラチナ
下記いずれか1つの条件を満たすと「新生プラチナ」となります。
預け入れ総資産の月間平均残高が2,000万円以上
所定の投資商品の月間平均残高が300万円以上
ラグジュアリーカードの利用
パワースマート住宅ローンの利用
住宅ローンを組んでいるとプラチナになります。プラチナだと他行宛振込手数料は月10回まで無料となります。11回目以降は1回あたり103円です。
年会費が54,000円(税込)以上と高価ですけれども、ラグジュアリーカードを保有するとそれだけでプラチナになります。
4.GMOあおぞらネット銀行
GMOあおぞらネット銀行のVisaデビット付キャッシュカード
GMOあおぞらネット銀行は、同行宛ての振込手数料は無条件で無料です。他行宛て振込手数料も無条件で月1回無料です。
昨今では他行宛振込手数料を無料にするためには、預金残高、取引などで一定の条件をクリアする必要がある銀行が大多数です。
しかし、そうした中で誰でも毎月1回、無料で他行宛ての振込が可能なのは卓越したメリットです。
込手数料の無料回数は月ごとでリセットされて、利用しなかった場合に翌月へ繰り越すことはできません。
毎月2回目以降は1回あたり154円(税込)の振込手数料が発生します。しかし、金額を問わず一律でこの料金はリーズナブルです。
GMOあおぞらネット銀行はVisaデビットカードを無料で発行でき、セブン銀行ATMで入出金が可能です。2019年春にはイオン銀行ATMも利用できるようになる予定です。
ATM手数料は、入金は無制限で無料とパワフルです。出金手数料は月2回まで無料です。3回目以降は1回108円(税込)です。
その他、年0.11%の普通預金の金利(証券コネクト口座)にも大きなメリットがあります。
余剰資金を普通預金に寝かしている方、振込手数料を支払う機会がある方は、GMOあおぞらネット銀行の活用をおすすめします。
現在は定期預金の金利UP、外貨普通預金の優遇金利、Visaデビット利用額の1%キャッシュバックのお得な口座開設キャンペーンを開催しています。
5.じぶん銀行
じぶん銀行
三菱UFJ銀行への振込手数料は無料です。他のじぶん銀行への振込も無料です。その他の振込は、1回あたり3万円未満174円、3万円以上278円です。
ATM手数料は、三菱UFJ銀行、セブン銀行、イーネット(ファミリーマート・ミニストップ、サークルKサンクス等)のATM手数料が、入金は無料、出金は月3回まで無料です。ゆうちょ銀行は入金・出金それぞれ月1回まで無料です。
当初はauの携帯電話や光回線などを使っている人は、「プレミアムバンク for au」を利用可能で、なんと振込手数料が無制限で無料になりました。
ATM手数料も無制限で無料になり、「au WALLET」へのチャージが2014年12月末までは5%増額となりました。auユーザーなら利用しないと損でした。
もちろん口座開設・維持手数料は無料です。じぶん銀行は慈愛さえ覚える猛烈な神威があり、凶悪なまでにお得でした。
しかし、2016年11月13日からは「じぶんプラス」が始まり、商品・サービスの利用状況に応じて無料回数が変動するようになりました。月1回~11回となります。
auユーザーの優遇がなくなって、その他の口座保有者と条件が同一になりました。
じぶん銀行から三菱UFJ銀行への振込手数料は、無条件で何回でも無料が継続します。
「じぶんプラス」という制度が導入され、1から5までの5段階のステージごとに振込手数料の無料回数が決まります。
数字が大きくなる程に上位ステージとなっています。ステージごとの特典は下表の通りです。
ステージ名 ATM引出し手数料
無料回数 振込手数料
無料回数
じぶんプラス1 月2回 0回
じぶんプラス2 月3回 0回
じぶんプラス3 月4回 月1回
じぶんプラス4 月8回 月3回
じぶんプラス5 月11回 月5回
毎月20日時点の「預かり資産残高」と「取引条件の該当状況」によって、翌月のステージが決まります。具体的には下表の通りです。
預かり資産残高
(毎月20日時点) 取引条件の該当状況
なし 取引条件A 取引条件B 取引条件C 取引条件D
10万円未満 じぶんプラス1 じぶんプラス2 - じぶんプラス4
10万円以上、50万円未満 じぶんプラス2 じぶんプラス3 じぶんプラス4
50万円以上、100万円未満 じぶんプラス3 じぶんプラス4
100万円以上、300万円未満 じぶんプラス4 じぶんプラス5
300万円以上 じぶんプラス5
預かり資産残高は円普通預金、円定期預金、円仕組預金、外貨普通預金、外貨定期預金、外貨仕組預金の合計です。じぶん銀行FXの証拠金残高は含まれません。
例えば、預かり資産残高が7万円で取引が皆無の場合は「じぶんプラス1」になります。取引条件Aの取引を行っていれば「じぶんプラス2」になります。
取引条件の一覧は下表の通りです。各取引条件のうち、いずれか一つを満たせばOKです。全てを満たす必要はありません。
区分 条件詳細 判定期間・タイミング
取引条件A じぶん銀行スマホアプリへのログインが1回以上 前々月21日~前月20日
年齢が25歳以下 前月20日時点
取引条件B 口座からの引落とし (クレジットカードの引落としも含む) 前々月21日~前月20日
じぶん銀行決済または電子マネーチャージの利用 前々月21日~前月20日
給与振込による入金 前々月21日~前月20日
定額自動入金サービスによる入金額合計が5万円以上 前々月21日~前月20日
じぶん銀行totoのくじ購入額合計が1,000円以上 前々月21日~前月20日
取引条件C 外貨預金残高が10万円以上 前月20日時点
仕組預金残高が10万円以上 前月20日時点
取引条件D 住宅ローンの残高が1円以上 前月20日時点
カードローン (じぶんローン) の残高が1円以上 前月20日時点
じぶん銀行FXの約定取引 前々月21日~前月20日
じぶん銀行決済または電子マネーチャージ、給与振込は金額の指定はありません。少額でも対象になります。
じぶんプラスのスタートを記念し、2016年11月12日時点で口座を保有していると、2017年1月までの3ヶ月間はキャンペーンが適用されます。
ステージ判定の結果が「じぶんプラス1」または「じぶんプラス2」でも、キャンペーン期間中は、適用ステージが「じぶんプラス3」となり、他行宛て振り込み手数料が月1回無料となります。
じぶん銀行に新規口座開設すると、お得な定期預金キャンペーンも受けられます。
6.野村信託銀行
野村證券の野村カード
野村信託銀行のインターネット取引サービス、野村ホームバンキングでは、他行宛振込手数料が月10回無料になります。驚異的な回数です。
以前は月30回まで無料でした。改悪されて大幅に減少したものの、それでも家計が大いに助かる無料回数となっています。
10回以上振り込む必要がある人は、カタギの人にはほとんどいないでしょう。条件は特にありません。口座開設・維持手数料も無料です。
野村ホームバンキングを利用するには、野村證券の証券総合サービスと野村ホームトレードに契約する必要があります。
野村證券
新生銀行、楽天銀行宛は月2回まで無料です。楽天銀行は他銀行からの振込で現金をプレゼントするプログラムが終了しましたが、野村信託銀行は終了後も楽天銀行への振込を制限しています。
もう楽天銀行に毎月少額を振り込みまくる人が出る心配はないと思いますが・・・。
auユーザーではなくて、楽天銀行以外の銀行にたくさん振り込む方におすすめです。唯一の難点は、野村證券口座からの入金か、他の金融機関から振込で入金する必要がある点です。
野村證券口座との入出金は無料です。
7.大和ネクスト銀行
大和証券
他行宛振込手数料が月3回まで無料です。楽天銀行も対象です。4回目以降の送金は216円です。
楽天銀行以外の本人名義の口座への振込は何度でも無料です。同行への振込は無料です。
条件は特にありません。口座開設・維持手数料も無料です。ただし、現在は大和証券に口座を開設することが必要です。野村信託銀行と同じです。
キャッシュカードは大和証券の「ダイワカード」を利用できます。セブン銀行ATMでの入出金手数料が無料です。
大和証券のオンライントレードに即時入金して、そこから大和ネクスト銀行に振り替えることもできます。
大和証券に即時入金できる銀行は、ゆうちょ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ジャパンネット銀行です。
資金移動も便利です。大和証券への入金→大和ネクスト銀行への振替(各営業日の夜間には自動振替)→振込の手順で、完全無料で振込が可能となります。
大和ネクスト銀行の振込履歴
8.SBJ銀行
SBJ銀行は、韓国の大手銀行である新韓銀行を中核とする「新韓金融グループ」の日本現地法人です。新韓金融グループは、ニューヨーク証券取引所に上場(証券コード:SHG)しています。
韓国資本ですが、全国銀行協会に加入しており日本の金融庁の統制下にあります。もちろん預金保険の対象で1000万円までの元本と利息が保証されます。
ネットバンキングの「SBJダイレクト」では、他行宛振込手数料が月3回まで無料です。楽天銀行も対象です。4回目以降の送金は216円です。
SBJ銀行間の振込は無料です。
条件は特にありません。口座開設・維持手数料も無料です。ただし、郵送での口座開設の場合は、50万円以上&1年以上の定期預金が必要となります。
トークン(ワンタイムパスワード生成機)も発行手数料無料で利用できます。
SBJダイレクト契約の際にトークンを選択し、預金残高が3万円相当額以上または借入残高がある個人(個人事業主含む)だと、無料で使えます。
SBJ銀行は1週間定期預金「なのかちゃん」が0.2%と短期定期預金では屈指の高金利です。
定期預金も高金利です。1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年・2年・3年・5年が用意されています。
SBJプレミアムクラブサービス(入会・年会費など無料)というSBJ銀行の会員プログラムに入会すると、他行宛振込手数料が月7回まで無料になります。
ステータスは平会員・ブロンズ・シルバー・ゴールド・ダイヤモンドの5段階であり、取引状況に応じて得られるポイントでランクが決まります。
シルバー以上のランクだとSBJダイレクト(インターネットバンキング)での他行宛振込手数料が無制限で無料になります。
ただし、定期預金だけだとシルバーになるには1700万円が必要になり、資金量面でハードルが高いです。また、預金保険で公的に保護される1000万円を超えるのでSBJ銀行の信用リスクが伴います。
9.オリックス銀行
他行宛振込手数料が月2回まで無料です。以前は楽天銀行は対象外でしたが、2017年9月1日からは無料となっています。
3回目以降は1回の送金あたり432円です。同行への振込は無料です。
条件は特にありません。口座開設・維持手数料も無料です。ただし、キャッシュカードが発行されないので、他の金融機関から振込で入金する必要があります。
オリックス銀行のお客様カード
口座開設すると、「お客様カード」というものが送られてきます。そこの情報を使って振込みや定期預金の作成などを行います。
10.楽天銀行
楽天銀行のキャッシュカード
ハッピープログラム会員で、かつ給与振込または年金受取を楽天銀行にすると、他行宛振込手数料が月3回まで無料です。無料回数2回まで繰り越せます。最大5回までとなります。
3回目以降は1回の送金あたり3万円未満が165円、3万円以上が258円です。同行への振込は無料です。
口座開設・維持手数料も無料です。年金は、国民年金・厚生年金・共済年金等の老齢年金のみならず、遺族年金・障害年金も対象です。
2015年11月からは、給与・賞与・年金の受取がなくても、残高または指定の取引に応じて、他行宛て振込手数料が1~3回無料となります。
ステージ 条件 他行宛振込手数料 ATM利用手数料
アドバンスト 残高10万円以上または
指定の取引5件以上 1回無料 1回無料
プレミアム 残高50万円以上または
指定の取引10件以上 2回無料 2回無料
VIP 残高100万円以上または
指定の取引20件以上 3回無料 5回無料
スーパーVIP 残高300万円以上または
指定の取引30件以上 3回無料 7回無料
会員ステージに応じた特典回数と「給与/賞与/年金受取で月3回無料」のうち、多い方の回数のみとなります。
最大で月3回です。例えばプレミアムで給与受け取りがある場合、5回にはならずに3回となります。同じくVIPでも月6回ではなく3回です。
楽天銀行はデビットカード(JCB)の還元率が1%であり、デビットカードとしては異例の高金利でクレジットカード並みというメリットも有ります。
12.横浜銀行
横浜銀行
地銀最大手の一角である「横浜銀行」は、〈はまぎん〉マイダイレクトというオンラインバンキングを提供しています。
神奈川県に在住していない方でもフル活用できるネット銀行です。〈はまぎん〉マイダイレクトは普通預金口座があれば、入会金・年会費などは一切不要です。
〈はまぎん〉マイダイレクトを契約した上で、クレジットカード「横浜バンクカード」(年会費無料)を保有すれば、嬉しい3つの無料を享受できます。
※月末に〈はまぎん〉マイダイレクトと横浜バンクカードのご契約状況を判定し、翌月15日より翌々月14日まで割引を適用します。
横浜銀行ATM時間外利用手数料:完全無料
コンビニ等のATM利用手数料:月3回無料
〈はまぎん〉マイダイレクトによる他行宛振込手数料:月2回無料
コンビニ等のATMでは、セブン銀行、イーネット(ファミリーマート・サークルKサンクス等)、ローソン、イオン銀行、VIEW ALTTEのATMが無料となります。
年会費無料のクレジットカードを保有するだけで、〈はまぎん〉マイダイレクトでの他行宛振込手数料が月2回無料となるのが大きなメリットです。
13.みずほ銀行
みずほ銀行
みずほマイレージクラブに入会して、円預金の月末合計残高が50万円以上、またはNISA口座開設の条件を満たすと、他行宛振込手数料が月1回まで無料です。
みずほ銀行ATM・イオン銀行ATM・みずほダイレクト(ネットバンキング)での振込が無料特典の対象です。
イオン銀行ATMで振り込んだ場合、手数料が引き落とされますが、翌営業日付けで取引口座にキャッシュバックされます。
2回目以降の振込は1回の送金あたり3万円未満は216円、3万円以上は432円です。
円預金の月末合計残高が500万円以上、またはみずほマイレージクラブカード年間100万円以上の利用、または資産運用商品の残高あり、またはお借入残高がある場合、月4回まで無料です。
資産運用商品にはノーリスクの個人向け国債も含まれます。みずほ銀行のサイトのとおり、資産運用商品の残高には条件がないので、個人向け国債を1万円買えば条件を充足します。
みずほ銀行だけではなく、みずほ証券での投信・株式・債券の保有も手数料優遇の対象です。口座情報を連携させればOKです。
ただし、条件が改定されて厳しくなる可能性は常に残ります。5回目以降は1回の送金あたり3万円未満は216円、3万円以上は432円です。
みずほ銀行・イオン銀行のATM手数料は無料であり、イーネット・ローソン・セブン銀行は月4回まで無料です。
みずほ銀行
みずほ銀行に1000万円以上の残高がある場合などにインビテーションが来る「みずほプレミアムクラブ」だと、より特典が充実化します。
入会金・年会費など利用コストは無料なのでメリットしかないサービスです。
みずほプレミアムクラブ加入者は他行宛振込手数料が月4回無料で、自行の本支店宛振込は無料となります。
みずほ銀行は1日の振込限度額が2000万円と高めなので、資金移動が多い方には便利です。
更にみずほ銀行・イオン銀行・セブン銀行・ローソンのATMの入出金手数料が無料になります。
14.三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行
ATM・三菱UFJダイレクト(インターネット会員サイト)では、じぶん銀行・三菱UFJ信託銀行への振込は同業他支店扱いとなり無料です。
三菱UFJダイレクトでは、それ以外の銀行への無料にすることができます。
メインバンクプラスの会員になり、以下いずれかの条件を満たしてプラチナステージが適用されると、他行宛振込手数料が月3回まで無料です。
MUFGカード・プラチナ・アメックスの利用代金の引き落し
運用資産残高500万円以上
住宅ローンの利用(完済の2年後まで)
借入残高の合計が500万円以上
この中で誰でも条件クリアが容易なのは、クレジットカードのMUFGカード・プラチナ・アメックスの引き落としです。年会費は21,600円(税込)でプラチナカードとしては低めです。
4回目以降は1回の送金あたり3万円未満は216円、3万円以上は324円です。同行内の振込は無料です。
三菱UFJダイレクトに登録し、預金残高10万円以上またはeco通帳の利用でATMの時間外手数料が無料になります。
預金残高30万円以上もしくは10万円以上の給与受取があると、セブン銀行・ローソン・イーネットのATM手数料が月3回無料になります。詳細は以下で解説しています。
17.イオン銀行
イオン銀行
イオン銀行は「イオン銀行Myステージ」という年会費無料の会員制度を用意しています。
2018年4月1日からリニューアルして「イオン銀行Myステージ」が始まり、取引状況に応じて特典が変化します。
毎月の「イオン銀行スコア」の合計点数によってステージが決定します。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4つのステージがあります。
ステージ名 条件 他行ATM手数料 他行宛振込手数料 普通預金金利
プラチナ 150点以上 月5回無料 月5回無料 0.12%
ゴールド 100点以上 月3回無料 月3回無料 0.10%
シルバー 50点以上 月2回無料 月1回無料 0.10%
ブロンズ 20点以上 月1回無料 - 0.05%
なし 20点未満 - - 店頭金利
点数が50点だと「シルバー」となり、1ヶ月あたり他行ATM手数料2回無料、他行宛振込手数料1回無料、普通預金金利0.1%の特典を享受できます。
クレジットカードのイオンカードセレクトを保有して、インターネットバンキングに登録するだけで40点となります。
これに加えて、これらのカードに付帯している電子マネーWAONで1円以上支払うか、イオンカードを1円以上使えば50点になってクリアできます。
イオンモール
イオングループを日常的に使っている場合は月1回以上は使うことがほとんどでしょうから、極めて容易にクリアできます。
もしイオングループの店舗が近くになく、普通預金0.1%のみを利用したい場合は、月1回イオンカードで決済するようにしましょう。面倒な場合は、Amazonギフト券のオートチャージが便利です。
年会費無料のイオンゴールドカードを持っていれば、ゴールドステージも手が届きます。
新サービス「イオン銀行Myステージ」ではステージ判定取引に銀行取引が含まれて、ステージの判定・適用期間が1カ月サイクルに変更されます。
より多くの方にとって上位ステージを目指しやすくなりました。イオン銀行Myステージの各ステージ、点数、特典の詳細は以下で解説しています。
イオン銀行の振込手数料は、ATM・インターネットバンキングだと、同行宛は無料、他行宛は216円です。
ステージに応じて月1~5回まで、他行宛振込手数料を無料にすることができます。
イオン銀行を給与振込み口座に指定すると、毎月10WAONポイントがプレゼントされます。また、給与振込実績月の翌々月は他行宛振込が月1回無料となります。
イオン銀行Myステージのステージ特典と重複して適用されません。2つを比べて多い方が無料回数となります。
WAONはイオングループ以外にも、ファミリーマート、ツルハドラッグ、コスモ石油、ビックカメラ、エディオン吉野家、オリジン弁当、マクドナルド、安楽亭などで使えるので現金同様と評価できます。
イオン銀行はイオングループに設置されているATM手数料は無料なので、店舗が近くにある場合は入出金も楽です。
イオン銀行に口座開設するなら、WAONオートチャージでポイント還元、イオングループで多様なメリットがあるイオンカードセレクトがお得です。
イオンカードセレクトを保有していると、簡単にイオン銀行の金利をアップ(普通預金が年0.001%→年0.1%)させることができ、銀証連携口座を除いた普通預金としては1位の高金利となります。
イオン銀行Myステージでの優遇もあり、銀行がお得になるクレジットカードの筆頭に挙げられるハイ・クオリティー・カードです。
18.中央労働金庫
ろうきん
中央労働金庫は、関東1都7県に居住しているか、勤務する方なら口座開設できます。茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨が対象です。
労働組合に入っていなくてもOKですし、経営者の方でも口座を保有できます。
中央労働金庫で給与振込または年金受取があると、インターネット/モバイルバンキング(ろうきんダイレクト)での振込手数料が、月3回までキャッシュバックされます。
労働金庫のシステムで「給与」または「年金」と判定可能な場合が対象です。普通の給与振込ならばまず問題ないでしょう。
振り込み手数料が無料となるのは個人が対象で、法人は対象外です。
キャッシュバックの時期は、1ヶ月分をまとめて、翌月20日(休日の場合は前営業日)です。普通預金口座に入金されます。
給与振込か年金の受取が必要という条件はありますが、月3回まで振込手数料を無料にすることが可能です。
19.三井住友信託銀行
三井住友信託銀行
三井住友信託銀行には「三井住友信託VISAポイントクラブ」というサービスがあります。入会金・年会費は無料です。
三井住友トラストカードを保有していて、三井住友信託銀行の本支店に口座がある方が申し込めます。
ポイントクラブへの入会と同時に、三井住友信託銀行の口座開設と、三井住友トラストVISAカードに入会することも可能です。
また、「三井住友信託マネークラブ」という提携先(ANA・セゾンカード等)が定めるサービスの会員が入会できる会員サービスがあります。
三井住友信託VISAポイントクラブか三井住友信託マネークラブに入会して、ユアパートナー総合口座(無通帳タイプ)を利用すると、三井住友信託ダイレクト(ネットバンキング)で、他行宛振込手数料が月5回まで無料になります。
振込手数料以外も優遇があります。三井住友信託銀行・ゆうちょ銀行・セブン銀行・E-netのATM出金手数料が無料となります。
また、三井住友トラストVISAゴールドカードの年会費が通常10,800円(税込)から8,100円OFFの2,700円(税込)となります。家族会員は1人目は年会費無料、2人目からは年会費1,080円(税込)です。
福利厚生サービスのClub Offも利用できます。全国各地で優待特典を受けられます。
まとめ
auユーザーはじぶん銀行が他行宛振込手数料が5枚まで無料で、コンビニ・ゆうちょ・三菱UFJ銀行のATM手数料が無料なので、じぶん銀行が最有力候補でしたが、改悪されて2016年11月13日以降は様々な条件をクリアする必要があります。
現在は、無条件で他行宛振込手数料が月2回無料で、ゆうちょ銀行・コンビニATM手数料も無料のソニー銀行がおすすめです。
次は、容易に無条件で他行宛振込手数料を月3回まで無料にでき、コンビニATM手数料も無料にできる住信SBIネット銀行がおすすめです。
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