ふるさと納税にAmazonギフト券が光臨!還元率は40%

ふるさと納税でAmazonギフト券がもらえる自治体があります。

ふるさと納税で戴ける返戻品は食料の特産品がメジャーですが、それだけではありません。

多種多様な加盟店で使えるAmazonギフト券が提供されています。還元率も40%と合格水準です。

有効期限が10年と長いので、長期間に渡ってじっくりと消化できるのもメリットです。

ただし、さすがにこれは総務省が本格的に規制する前の自治体の駆け込み需要の感が否めませんので、そのうち消え去る可能性が極めて高いです。

三菱UFJニコスギフトカード、アメックスの百貨店ギフトカードの例に鑑みると、土日や連休中には返礼品を受け付けて、休日終了とともに掲載が終了するパターンが多いです。

ふるさと納税の書籍に出た経験を活かして、2018年の最新のAmazonギフト券を巡るふるさと納税の動向、返礼品について徹底的に解説します。


目次 [非表示]

1 Amazonギフト券を巡るふるさと納税の状況(2018年)

2 Amazonギフト券は還元率40%

3 まとめ


Amazonギフト券を巡るふるさと納税の状況(2018年)


ふるさと納税は所得に応じた一定額まで2,000円の自己負担で好きな自治体に寄付することができ、自治体によっては特産品を戴ける制度です。ふるさと納税については以下で徹底解説しています。


ふるさと納税は拡大の一途を辿ってきましたが、2017年・2018年と風向きが少し変わりつつあります。

有識者や大手新聞でふるさと納税に批判的な声が目立ち始めており、かつ税収減と税収増のバランスが大きな水準になりました。

総務省がふるさと納税の返礼品を寄付額の30%程度に抑えるように、2017年4月1日付で全国の地方自治体に要請しました。

また、家電製品、金券、宝飾品といった換金性の高い返礼品、自転車・家具・楽器などは全廃するように改めて要請されました。転売対策の有無・地元に対する経済効果にかかわらず一律です。

Amazonギフト券は「金券」にもろに含まれるため、逆風が吹き荒れています。まさに渾身のストレートが顔面直撃という様相でした。


総務省の要請は強制ではありませんけれども、明白に返礼品の還元率が3割を超えている自治体に対しては、総務省が個別に見直しを求めるようです。

総務省の個別の要求は大きな圧力であり、それをはね退け続けるのは地方自治体にとって難易度が高い所業です。

2017年4月1日付の通知(総税市第28号)に総務省が自粛を求めている返礼品は下表のとおりです。



しかし、2017年8月の内閣改造によって交代した総務相はふるさと納税の地域振興の効果を強調しており、以下の通りに述べています。


「極端な例だけを見て抑え込むのではなく、転売をどう止めるかを考えたい」
「行き過ぎた返礼があったというが、一罰百戒でこの流れを止めるのは非常に問題かなと思う」


足元では風向きが少し変化しており、安曇野市でVAIOやエプソンのパソコンの返礼品が復活して、2018年も4月16日に再開しました。

長野県安曇野市のパソコンのふるさと納税

逆風が吹き荒れていたふるさと納税の風向きに一時的に変化があったものの、再び厳格な対応が取られるようになりました。

2018年4月1日には再び総務大臣通知が出されており、返礼割合の徹底、地場産品以外の送付について良識のある対応が要請されています。

2018年9月11日には還元率が30%を超えたり、返礼品が地場産ではない自治体への寄付については、税の優遇措置を受けられなくなる仕組みを法制化する方針が示されました。

そうした厳しい情勢下において、まだAmazonギフト券が残存しています。土日や連休初日に登場して休日明けに消えるパターンとなっています。




Amazonギフト券は還元率40%


静岡県小山町に50,000円以上ふるさと納税すると、Amazonギフト券がもらえます。

Amazonギフト券は、Amazon.co.jpで支払いに利用できます。1円単位でつかえるので、Amazonでは現金同様に使い勝手が抜群です。



合計が寄附金額の範囲内であれば最大10点の返礼品を組み合わせられるので、例えば35万円を寄附して、30万円×1、5万円×1という選択も可能です。

寄附金額が増えるほど高還元になる仕組みはなく、還元率は一律で40%です。

最大で一度に2000万円(200万円×10)を寄付して、800万円分のAmazonギフト券を獲得できます。

HIS旅行券、日本旅行ギフトカード、近畿日本ツーリスト旅行券、JTBトラベルギフトカードなどの金券と比較すると10%低いですが、高水準の還元率でパワフルです。

旅行に行かない方にとって利便性が高いのが大きなメリットです。


Amazonギフト券は有効期限が10年と長いのが絶大なメリットです。リンガーハット食事券、サーティーワンアイスクリームギフト券よりは低いものの、長期間に渡ってじっくりと利用可能です。


入金後のキャンセルは一切NGとなっており、また、転売目的での申込は受け付けないとされています。

入金確認後から届くまでには、3か月以内の時間がかかるのがデメリットです。「還元率は30%でいいからすぐにほしい」という要望は出せません。

Amazonギフト券は、ふるさと納税ポータルサイト「ふるなび」で取扱いがあります。1%のAmazonギフト券がプレゼントされるのがメリットです。

ふるなびは新進気鋭の東証マザーズ上場企業であり、ふるなびグルメポイントなどユニークな仕組みを続々と導入しています。


最大手ふるさと納税ポータルサイトの「ふるさとチョイス」、楽天スーパーポイント還元の「楽天ふるさと納税」、マイル還元の「ANAのふるさと納税」、ソフトバンクグループの「さとふる」にはありません。

静岡県小山町は他にも家電、チェーン店の食事券など賛否両論がある返礼品を多数用意しており、「攻撃は最大の防御」的に攻めの姿勢を見せている自治体です。



まとめ


ふるさと納税では、魅力的なAmazonギフト券を返戻品で得ることも可能でお得です。

食品の賞味期限、一般的な金券の有効期間よりも有効期限が長いので、長期的スパンでじっくりと利用できるのが絶大なメリットとなります。

特に有効性が高いのが年末の駆け込みでのふるさと納税にも適している点です。各種の電化製品・特典・ギフトと同様に便利です。

自営業者の方ですと所得が確定するのが年末近辺となります。そこから自己負担2,000円で可能な金額まで目一杯ふるさと納税を実施することになります。

このようなケースは食料品だけだと、一気に届いて保管場所に困るという陥穽に嵌まったり、消化しきれないという事態になるリスクがあります。

そういう場合はAmazonギフト券を戴いておくというストラテジーの有効性が高いです。


ふるさと納税の返礼品は幾多の種類があり、食料品がメインです。お米、牛肉、カニなどが目立ちますけれども、Amazonギフト券を選べるのは、ふるさと納税の返戻品の中でもエッジ・優位性があります。

多数のアイテムを購入できて、静岡県小山町とは関係性が希薄なAmazonギフト券は内角ギリギリの豪速球で、ふるさと納税の趣旨とはかけ離れています。

私は当該自治体の工場で生産されている家電などに関しては寛容な立場ですが、さすがにAmazonギフト券はいかがなものかというのが正直なところです。

とはいえ圧倒的な利便性を誇っており、強烈にお得なのは否定しようがない事実です。

もしふるさと納税でAmazonギフト券がほしい場合は、早めのふるさと納税をおすすめします。総務省が仕事を始める休日明けには消える可能性が高いです。


静岡県小山町は、インターネット上でクレジットカード決済にて寄附できるので便利です。高還元率のお得なクレジットカードで支払うと、ポイント還元の分もお得になります。


もちろん銀行振込みでふるさと納税することもできます。住信SBIネット銀行、ソニー銀行、新生銀行などの振込手数料が無料の銀行から振り込みましょう。


じぶん銀行も「じぶんプラス」という制度を上手く使えば無料で振り込めます。


「楽天ふるさと納税」では、Tポイントと同様に楽天スーパーポイントをふるさと納税に使えます。

Amazonギフト券以外では、多様なアイテムの購入、食事、宿泊などの支払いに使える商品券も、ふるさと納税の返礼品としておすすめです。


HIS、日本旅行、近畿日本ツーリスト、JTB、リンガーハット、とんかつ浜勝、サーティーワンで使える商品券もあるので、卓越した利便性があります。

還元率50%に達している返戻品もあり、2018年の情勢では圧巻の高還元となっています。


この中で全国的に便利で万人向けなのは、HIS旅行券、日本旅行ギフトカード、近畿日本ツーリスト旅行券、リンガーハットグループ共通商品券、サーティーワン アイスクリームギフト券です。

ジェフグルメカード、いきなりステーキ 肉マネーギフトカード、ハーゲンダッツ ミニカップギフト券、コメダ珈琲のコメカ、大塚家具商品券などもバリューが高いです。佐賀県みやき町が提供しています


他の自治体では、自転車が得られるふるさと納税があります。ブリヂストン、ヤマハ、塩野自転車など複数のメーカーの品物から選べます。

また、種類もシティサイクル、電動アシスト自転車、ママチャリ、折り畳み自転車、スポーツ自転車・ロードバイクと種類が豊富です。


ふるなび、楽天ふるさと納税には多種多様な家電製品、商品券、自転車などが集結しており、利便性が極めて高いです(家電のふるさと納税一覧)。

ふるさと納税で以下のような返戻品をゲットすると家計が着実に助かります。

パソコンが返戻品のふるさと納税

iPad等のタブレットのふるさと納税(長野県飯山市)

ふるさと納税でサーティワン・リンガーハットの商品券

商品券のふるさと納税、ポイントのふるさと納税

モンベル、ヒマラヤ、コールマンのお買い物に使えるふるさと納税

ふるなびグルメポイント

自転車がもらえるふるさと納税

電動自転車のふるさと納税

ダイソン製品のふるさと納税

デジカメが得られるふるさと納税

炊飯器が返礼品のふるさと納税

ソニー製品、プリンター、電子レンジ、液晶ディスプレイ、カメラ、空気清浄機、ブルーレイ、ドライヤー、楽器、コーヒーメーカー

掃除機がもらえるふるさと納税、アーロンチェアやイームズの椅子のふるさと納税

日本旅行ギフトカード、HIS旅行券、近畿日本ツーリスト旅行券

いきなりステーキ 肉マネーギフトカード、ジェフグルメカード、コメカ、ハーゲンダッツ

炊飯器・電子レンジ・掃除機など日立の白物家電のふるさと納税

JTB・宿泊券・旅行券・飛行機などの旅行関連のふるさと納税

ビールの還元率が高いふるさと納税

カタログギフトのふるさと納税

ハーマンミラーのイスのふるさと納税(アーロンチェア等)

Apple WatchとApple TV

1万円でおすすめのふるさと納税、3万円や5万円、10万円、20万円、100万円など高額

ふるさと納税ポータルサイトの中でとりわけ食品類が充実しているのは、最大手の「ふるさとチョイス」です。

全国のあらゆる自治体を網羅しています。1,788自治体がフルに掲載されています。

17万点以上という膨大な返礼品が掲載されており、全国津々浦々どこでも好きな自治体から寄附先を選べます

研鑽生活畑

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